2019年07月01日

京都丹後海アワビ調査 @

京都府の丹後海でアワビの調査を行いました。
この時期に毎年行っている調査で、アワビ稚貝の発生量を調べています。
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調査地に2本のロープを張り、そのロープで囲まれた範囲を1時間潜ってアワビの稚貝を探します。
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クロアワビの稚貝です。
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1〜2cmほどの大きさなので、老眼の私には見つけるのが難しい、、、
さらにこの稚貝をピンセットを使って採集、、、さらに難しいですね。
この他にメガイアワビやトコブシの稚貝もいました。

岩の亀裂や石の下など調べていると、巻き上がる砂の中に混ざっているエサを求めてキュウセンやイシダイなどが集まってきます。P6261846-2.jpg

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採集した稚貝を研究室に持ち帰り大きさを測定します。
今年の冬に生まれた稚貝です。
大きさは7〜8mmでした。
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こちらは2cmほどの大きさの稚貝。
昨年生まれと思われます。
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これらの稚貝が漁獲対象となる10cm以上の大きさになるまで4年かかります。
三陸のエゾアワビも含めアワビ類の成長は遅いので、上手にアワビ資源を利用するためには資源管理がとても重要です。



by shiranori

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2019年06月22日

サケ稚魚は姿を消し、、、ニシン稚魚!

先日、宮古湾奥で巻き網によるサケ稚魚調査を行いました。
今回の調査の目的は、サケ稚魚が湾奥から湾口部や外海へ移動したことを確認することです。
ですので、いつもは魚を捕るための巻き網調査ですが、今回は巻き網でサケ稚魚が捕れないことを確認する調査ですね。

サケ稚魚が捕れないことを祈りつつ?!調査開始です!
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15ヶ所で巻き網を行いました、、、なかなかハードな調査です(笑)
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結果、サケ稚魚は1尾も捕れませんでした。
水温が17℃まで上昇していたことから、サケ稚魚は水温の低い外海へ出て行ったと思われます。


今回の調査でもっとも多かったのが、このシラス。
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ほとんどがカタクチイワシのシラスでしたが、この中に1尾だけニシンのシラスがいました!
どこにいるかわかりますか?

これがニシンシラス!
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アップで見るとニシンとカタクチイワシの違いがわかりますか?
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カタクチイワシは顔が丸いのに対して、ニシンは顔が尖っています、、、と言われてもって感じですね。
また、肛門の位置がニシンはカタクチイワシに比べて尾鰭に近い位置(体の後方)にあります、、、こちらも、と言われても、ですね(笑)

場所によっては、もう少し成長の進んだニシン稚魚も捕れました。
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巻き網調査の後、山根会長の定置網をあげたところ、さらに大きなニシン稚魚が捕れました。
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1回の調査で、ニシンのシラス(仔魚)から7cmほどの稚魚まで連続して捕れたのは初めてではないでしょうか。
同じ年生まれでも、ふ化時期によってこれほど大きさが変わるんですね。



by shiranori

posted by HP管理人 at 17:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

磯建て網調査

東北水研では、例年、この時期になると、山根会長の磯建て網を使って宮古湾奥を利用する魚類の仔稚魚調査を行っています。
これまでは、ニシン稚魚、カタクチイワシのシラス(仔魚)、放流したホシガレイ稚魚、クロソイ稚魚を採集し、各稚魚がいつまで湾奥を生息場として利用しているのか、稚魚期の成長はどうか、何を食べているのか等を調べてきました。

こちらがその磯建て網。
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この磯建て網によって、多くの研究成果が生まれ、多くの研究者が救われてきました(笑)


今年からはサケ稚魚も調査対象として、磯建て網での採集を試みています。
いつまでサケ稚魚が湾内を利用しているかを調べるのが目的です。
今朝も、山根会長とともに網あげをしました。
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網をたぐっていくと、小さな魚の姿が!
サケ稚魚?!
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と、思いきや、主にニシン稚魚で、マイワシ稚魚やサバ稚魚が混ざっていました。
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時期的に、サケ稚魚は湾内から外海へ出て行ったかもしれませんね。

今朝は、ショッコ(ブリの子ども)やエイ、イカなども網に入っていました。
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山根会長の話では、そろそろカンパチが入る季節だとか、、、
様々な稚魚が見られるのも良いですが、カンパチなどの大ものの姿も見たいですね!



by shiranori




posted by HP管理人 at 13:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月04日

サケ稚魚調査

今年から宮古湾の奥域でサケ稚魚の調査を行っています。
川から下ってきたサケ稚魚は、1ヶ月ほど湾内などの沿岸域で過ごした後、外海に出て行きます。
東北水研では、サケ稚魚が沿岸域でどのように過ごしているのかを調べるために、3月から月2回のペースで巻き網によるサケ稚魚の採集を行っています。

調査を行った先週土曜日の朝は、涼しくて風もなく調査にはもってこいの天候でした。
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サケ稚魚は水温が13℃くらいまで上昇すると、外海へ出て行くそうです。
6月に入り水温も13℃まで上昇してきたことから、湾内からサケ稚魚がいなくなったのでは、、、と予想しながら網を入れたところ、
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津軽石川の河口でサケ稚魚が捕れました!
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金浜から太田の浜にかけて17ヶ所で巻き網を行いましたが、サケ稚魚が捕れたのはこの1ヶ所だけ。
河口で捕れたサケ稚魚が、湾内にいる最後の集団でしょうか??
他の集団に乗り遅れないように、早く出て行けよ〜!って感じですね(笑)



by shiranori



posted by HP管理人 at 06:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月03日

今朝の宮古魚市場

6月に入り、宮古魚市場に水揚げされる魚は少しずつ初夏の魚に変わってきました。

春の主役であるサクラマス(ママス)は水揚げ量がぐっと減りました。
今朝は十数尾ほどでしたが、4kgオーバーのものがあがっていましたね。
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トラフグは主に5〜6月に漁獲される魚です。
数は多くないですが、ほぼ毎日、活魚で水揚げされています。
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スズキもトラフグと同じこの時期に多いですね。
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このスズキは成魚ですが、宮古では40cmほどの幼魚が多く水揚げされます。
近年、特に幼魚の数が増えたように思います。

これから水揚げ量が増えてくるのがサワラですね。
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底曳きでは、高級魚のキンキ(キチジ)が多く水揚げされていました。
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同じ底曳きで、少量ですがニシンが獲れていました。
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三陸沿岸で産卵を終え、エサを求めて北海道まで北上回遊する途中に獲られたものですね。


ブログで紹介したサバは、6月に入りまったく獲れなくなりました。
岩手沿岸を離れ、北上したのでしょうか。
来年の5月には、またサバフィーバーが訪れるのか?!気になりますね。



by shiranori


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