2020年05月10日

宮古湾サケ稚魚調査(その3)

先週の土曜は巻き網、今週の土曜は磯縦網と山根会長のご協力でサケ稚魚のサンプルが順調にあつまっています。
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水温が高くなり、定置網にはスズキも入網していました。
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近年は春の水温上昇が早い傾向にあるため、放流後のサケ稚魚の餌や成育状況などを主に調べています。
サケ稚魚は宮古湾内で実に様々な種類の餌を食べていますが、カイアシ類やエビカニ幼生といった動物プランクトンが中心です。
時には小さな魚も食べます。
下の写真は、昨日採集した体長約6cmのサケ稚魚の顔のアップです。
アップで見ると歯が鋭く、凶悪な顔にも見えます。
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サケ稚魚は海に入ると体色が緑色に変化します。
下の写真は尾部の写真のアップです。
コバルト色のパールをちりばめたようできれいですね。
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2020年05月06日

ニシキゴイ

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先日の調査で津軽石川河口付近を走っていたら、なんと「ニシキゴイ」を
見つけました。死んでいましたが最近まで生きていた感じでした。

川から流れてきたのでしょうが、海でニシキゴイを見たのは初めてでした!
posted by HP管理人 at 21:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

宮古湾サケ稚魚調査(その2)

放流後のサケ稚魚の生態を調べるため、山根会長に今年3回目の磯縦網を入れていただきました。
めずらしく風がなく、海の条件は最高でしたが、それでも網の傷んだところを補修したりと、やはり網を入れるのは一苦労です(山根会長が)。
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網をセットして少しするとサケ稚魚の群れを発見!!
会長が「この群れは網に入るから一呼吸おいてから網を揚げるぞ!」との号令
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少し待って、網を揚げてみると会長の言う通りたくさんのサケ稚魚が入網していました。
さすがです。
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稚魚が弱らないように、網を生け簀状にして泳がせておき、少しだけ研究用のサンプルをとりました。
残りは全て再放流しました。
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サンプルには様々なサイズのサケ稚魚が入っていました。
それぞれどんな餌を食べているのかなど、解析が楽しみです。
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2020年04月07日

三浦半島アワビ調査

先週、神奈川県三浦半島の沿岸でアワビの稚貝発生量調査を行いました。

三浦半島は黒潮の影響を受けるので海の雰囲気が宮古と違いますね。
調査地の海岸付近には別荘のような建物が多く、リゾート臭が漂っていました(笑)
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水温は14℃と、宮古湾と比べると暖かいのですが、ウェットスーツでの潜水ではかなり冷たく感じました。
黒潮の海とはいえ、まだウエットスーツでの潜水には無理がありました(笑)

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海底の転石をひっくり返したりしながらアワビの稚貝を探します。
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アワビのすみかを増やすために投石された御影石に20mmほどのアワビの稚貝がくっついていました。
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2個体いるうちのこちらはクロアワビの稚貝です。
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同じように見えますが、こちらがトコブシの稚貝です。
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クロアワビの方がトコブシよりも殻の形が若干丸みを帯びています。
もう少し大きくなると形の違いがはっきりします。


今回の調査地では稚貝は散見されましたが、成貝は見つかりませんでした。
調査地は磯焼けが進んでおり、餌となる海藻類が見当たりませんでした。
磯焼けによる餌不足によって成貝まで成長できなかった可能性があります。
アワビ資源を増やすためにはさらなる調査が必要です。



by shiranori




posted by HP管理人 at 10:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月02日

定置のサクラマス

昨日は低気圧の接近に伴い、急遽、山根会長の定置網の撤収作業を行いました。
すると、大小のサクラマスが入網していました。
これらは、海洋回遊生活から帰ってきたサクラマス成魚(写真上の個体)と海へ降りて少しだけ成長した未成魚(写真下の個体)です。
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下の写真は、両者の鱗を拡大したものです。
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両個体とも中心付近に1本1本の成長線の間隔が狭く密になって見える“淡水帯”が確認できます。
これは、河川生活期(川で生まれてから海に降りるまで)を示しています。
一方、成魚の鱗では、淡水帯の外側にある“海洋帯”に成長線が密になって線のように見える“年輪”が確認できます。
これは、海で1回越冬したことを示しています。
サクラマスは、海で1回越冬した後に回帰する個体が多いことが知られています。
未成魚には年輪がなく、これから海で最初の冬を越すであろうことが分かります。


この時期は、河川に遡上しようと帰ってきた親とこれから海を旅する未成魚が同時に沿岸を回遊しているんですね。
posted by HP管理人 at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする