2019年06月18日

磯建て網調査

東北水研では、例年、この時期になると、山根会長の磯建て網を使って宮古湾奥を利用する魚類の仔稚魚調査を行っています。
これまでは、ニシン稚魚、カタクチイワシのシラス(仔魚)、放流したホシガレイ稚魚、クロソイ稚魚を採集し、各稚魚がいつまで湾奥を生息場として利用しているのか、稚魚期の成長はどうか、何を食べているのか等を調べてきました。

こちらがその磯建て網。
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この磯建て網によって、多くの研究成果が生まれ、多くの研究者が救われてきました(笑)


今年からはサケ稚魚も調査対象として、磯建て網での採集を試みています。
いつまでサケ稚魚が湾内を利用しているかを調べるのが目的です。
今朝も、山根会長とともに網あげをしました。
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網をたぐっていくと、小さな魚の姿が!
サケ稚魚?!
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と、思いきや、主にニシン稚魚で、マイワシ稚魚やサバ稚魚が混ざっていました。
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時期的に、サケ稚魚は湾内から外海へ出て行ったかもしれませんね。

今朝は、ショッコ(ブリの子ども)やエイ、イカなども網に入っていました。
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山根会長の話では、そろそろカンパチが入る季節だとか、、、
様々な稚魚が見られるのも良いですが、カンパチなどの大ものの姿も見たいですね!



by shiranori




posted by HP管理人 at 13:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月04日

サケ稚魚調査

今年から宮古湾の奥域でサケ稚魚の調査を行っています。
川から下ってきたサケ稚魚は、1ヶ月ほど湾内などの沿岸域で過ごした後、外海に出て行きます。
東北水研では、サケ稚魚が沿岸域でどのように過ごしているのかを調べるために、3月から月2回のペースで巻き網によるサケ稚魚の採集を行っています。

調査を行った先週土曜日の朝は、涼しくて風もなく調査にはもってこいの天候でした。
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サケ稚魚は水温が13℃くらいまで上昇すると、外海へ出て行くそうです。
6月に入り水温も13℃まで上昇してきたことから、湾内からサケ稚魚がいなくなったのでは、、、と予想しながら網を入れたところ、
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津軽石川の河口でサケ稚魚が捕れました!
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金浜から太田の浜にかけて17ヶ所で巻き網を行いましたが、サケ稚魚が捕れたのはこの1ヶ所だけ。
河口で捕れたサケ稚魚が、湾内にいる最後の集団でしょうか??
他の集団に乗り遅れないように、早く出て行けよ〜!って感じですね(笑)



by shiranori



posted by HP管理人 at 06:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月03日

今朝の宮古魚市場

6月に入り、宮古魚市場に水揚げされる魚は少しずつ初夏の魚に変わってきました。

春の主役であるサクラマス(ママス)は水揚げ量がぐっと減りました。
今朝は十数尾ほどでしたが、4kgオーバーのものがあがっていましたね。
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トラフグは主に5〜6月に漁獲される魚です。
数は多くないですが、ほぼ毎日、活魚で水揚げされています。
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スズキもトラフグと同じこの時期に多いですね。
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このスズキは成魚ですが、宮古では40cmほどの幼魚が多く水揚げされます。
近年、特に幼魚の数が増えたように思います。

これから水揚げ量が増えてくるのがサワラですね。
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底曳きでは、高級魚のキンキ(キチジ)が多く水揚げされていました。
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同じ底曳きで、少量ですがニシンが獲れていました。
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三陸沿岸で産卵を終え、エサを求めて北海道まで北上回遊する途中に獲られたものですね。


ブログで紹介したサバは、6月に入りまったく獲れなくなりました。
岩手沿岸を離れ、北上したのでしょうか。
来年の5月には、またサバフィーバーが訪れるのか?!気になりますね。



by shiranori


posted by HP管理人 at 11:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

サバ豊漁=少々心配、、、

前回のブログで宮古ではサバが豊漁とお伝えしましたが、このサバの豊漁は宮古周辺だけでなく岩手県沿岸全域のようでした。
先日の水産経済新聞にも「岩手沿岸、マサバ大漁」「5月としては異例」と報じられていました。
月額の累計では前年の3倍にあたる8,000トン超え、統計がある1994年以降では過去最多の数量になったそうです。
そもそもサバの資源量が増えていることに加え、沖合の水が冷たく、サバが好む暖かい水温帯が沿岸域に寄っているため、沿岸域にサバが集まっているのではないかとのことでした。

東北区水産研究所では、宮古湾において川から下ってきたサケ稚魚の調査を行っています。
湾奥にある山根会長の磯建て網で、サケ稚魚の採集を行っています。
こちらがサケ稚魚。
190517宮古湾定置(堀内)サケ稚魚-2.jpg

津軽石川から放流されて1週間ほど経ったものですね。
サケ稚魚は川から下って1ヶ月ほど湾内で生活した後、北海道、ベーリング海に向けて北上していきます。


沿岸でサバが豊漁ということで、磯建て網のなかにはサケ稚魚とともにサバも入っていました。
そのサバのお腹を開いてみると、サケ稚魚が、、、
190517宮古湾定置(堀内)サバと胃内のサケ稚魚-2.jpg

網の中に入ってからサバがサケ稚魚を捕食した可能性もありますが、いずれにせよ魚食性の強いサバにとってはサケ稚魚は格好のエサのようです。
沿岸域にサバが沢山いるということは、湾内から外海へ出るサケ稚魚にとっては恐ろしい天敵が待ち構えている状況になっているのではないでしょうか。
この時期の沿岸域でのサバの豊漁は、サケ資源には少々心配な事案になるかもしれませんね。



by shiranori




posted by HP管理人 at 09:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

サバ好調!

今月に入って宮古魚市場でのサバの水揚げ量が増えてきました。
宮古湾周辺に大きなサバの群れがいるようで、先日は定置網漁で25トン、底曳き網漁で116トンもの水揚げがありました。

市場には連日、サバが満載の水槽が並んでいます。
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30〜40cmほどの型の良いサバです。
宮古湾奥までサバの群れが入って来ており、湾奥の磯建て網でも多い時には1トンの水揚げがありました。

山田湾周辺ではマイワシも好調だそうです。
徐々にマイワシが北上しているようなので、マイワシの水揚げも増えてくるかもしれませんね。



by shiranori


posted by HP管理人 at 13:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする