2021年03月27日

サケ稚魚調査(磯建網)

津軽石ふ化場からのサケ稚魚放流も少しずつ実施されてきており、これに合わせて山根会長に今年1回目の磯建網を入れてもらいました。
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昨年は、網をセットした後にすぐにサケ稚魚が入網するパターンが多かったのですが、今回は空振り。
今後に期待です。
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漁港では、ウとウミネコが何やら騒がしくしています。
会長によると、ウが水中で魚を追い回し、ウミネコは水面付近に浮上してきた魚を狙っているのだそうです。
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今回は自然産卵のみで個体群を維持している重茂半島の河川の野生サケ稚魚についてちょこっとご紹介します。
増殖河川と同様に、昨年は親魚遡上数(=産卵数)が激減したことに加え、現在も河川の大規模な切り替え工事が行われており、今年の稚魚の生息状況が非常に心配な状況です。
そんな中、海に近い下流域で少数ながら0.6g前後のサケ稚魚が確認でき、少しほっとしました。
貴重なサケ稚魚、この厳しい環境でも何とか命をつないでいってほしいものです。
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posted by HP管理人 at 11:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月22日

サケ稚魚調査開始

3月20日、山根会長の協力を得て、今シーズンもサケ稚魚調査が始まりました。
この調査も今年で3年目になり、宮古湾の環境の変化や降海直後のサケ稚魚が食べている生物種が変化していることなどが、明らかになりつつあります。今回は巻き網による稚魚採集です。
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1回目から網が根がかりし、船内のテンションは一気にどん底に。
ところが、次の場所では、全長45cmもの立派なホシガレイが入網。これで一気に船内が盛り上がりました。
採捕されたホシガレイは標識が付いており(写真矢印部分)、放流魚と分かりました。
放流魚を育てた研究者に確認したところ、平成27年に赤前小学校の生徒さんに放流してもらった5歳魚とのことです。
ちゃんと湾内で大きくなっているのですね。この魚は再放流しました。
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次の場所からしばらくはカタクチイワシが獲れ続き、かなりの数がいることが分かりました。
会長によれば、この時期にこの大きさのカタクチイワシが湾奥で多数獲れるというのは、あまり記憶にないとのことです。
昨年に続き、今年もかなり高めに水温が推移しており、その影響もあるかもしれません。
あまり早い時期に捕食者を呼び寄せなければよいのですが・・・
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その後、ようやくサケ稚魚が採捕されましたが、今回は1尾のみ。
サケは昨年の大不漁の影響を受けて、ふ化場から放流するための種卵が十分に確保されず、
今年放流予定のサケ稚魚の数は例年のおよそ半数に減ってしまった影響で、今のところ放流数はごくわずか。
今回は仕方がないでしょう。
放流が本格化した後の調査に期待です。
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途中、鵜の大群を目撃しました。こちらもいつもより数が多いそうです。
今年は一体どんな調査になるのやら。ワクワクと不安が入り混じります。
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posted by HP管理人 at 11:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月18日

う2021.JPG
最近、ぞくぞくと鵜が増えてきました。
毎年、この時期は増えていきます。

サケ稚魚の放流時期なので心配ですが、
鵜に負けない逃げ足で大きく育ち
北の海を目指してほしいと思います。

来週からサケ稚魚の調査を始めます。
お待ちくださいね!

posted by HP管理人 at 20:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月13日

磯建網

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今日は磯建網の桁を張りました。
桁は網を入れるための枠になります。
午前は凪も良く仕事がはかどりました。

網入れはもう少し様子をみてからにします。

posted by HP管理人 at 20:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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