神奈川県三浦半島の荒崎地先でアワビの稚貝調査を行いました。
長径30〜40cmほどの転石をひっくりかえしたり、岩の亀裂を観察すると2cm前後のアワビ稚貝を見つけることができました。


この転石には3個体もいましたね。

アワビの殻と岩肌が同系色なので、よ〜く観察しないと見過ごしてしまいます。
3名で30分観察した結果、30個体ほど発見しましたが、1個体はクロアワビ、残りは全てトコブシという小型のアワビ稚貝でした。
調査地は磯焼けが進んでおり、アワビの餌となる海藻類はほとんど見られません。
そのせいでクロアワビが少なかったのでしょうか??
潜水中にこんな生物を見つけました。

5cmほどの大きさで、表面はラッパ状の小さな突起で覆われていました。
後で調べたところ、この生物はウニの仲間の「ラッパウニ」でした。
ラッパ状の突起がむにゅむにゅと動いており、見た目にはかわいらしいのですが、この突起には毒があり触れると刺されるそうです。
刺された箇所が腫れ上がったり、場合によってはアレルギー反応を起こし呼吸困難になるとか。
暖かい海に生息しており、磯遊びでの「危険生物」として注意情報が出されている地域もありました。
いや〜、触らなくてよかった。
「危険生物」をもうひとつ紹介します。
海のギャングこと「ウツボ」に遭遇しました。

三浦半島ではウツボ釣りも行われるほどメジャーな生物ですが、潜っている最中に生で見たのは初めて!
ちょっと感動しました(笑)
shiranori
posted by HP管理人 at 14:55|
日記
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