2020年04月26日

宮古湾サケ稚魚調査(その2)

放流後のサケ稚魚の生態を調べるため、山根会長に今年3回目の磯縦網を入れていただきました。
めずらしく風がなく、海の条件は最高でしたが、それでも網の傷んだところを補修したりと、やはり網を入れるのは一苦労です(山根会長が)。
1.jpg

網をセットして少しするとサケ稚魚の群れを発見!!
会長が「この群れは網に入るから一呼吸おいてから網を揚げるぞ!」との号令
2.jpg


少し待って、網を揚げてみると会長の言う通りたくさんのサケ稚魚が入網していました。
さすがです。
3.jpg

稚魚が弱らないように、網を生け簀状にして泳がせておき、少しだけ研究用のサンプルをとりました。
残りは全て再放流しました。
4.jpg

サンプルには様々なサイズのサケ稚魚が入っていました。
それぞれどんな餌を食べているのかなど、解析が楽しみです。
5.jpg
posted by HP管理人 at 15:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月07日

三浦半島アワビ調査

先週、神奈川県三浦半島の沿岸でアワビの稚貝発生量調査を行いました。

三浦半島は黒潮の影響を受けるので海の雰囲気が宮古と違いますね。
調査地の海岸付近には別荘のような建物が多く、リゾート臭が漂っていました(笑)
P4032037-2.JPG

水温は14℃と、宮古湾と比べると暖かいのですが、ウェットスーツでの潜水ではかなり冷たく感じました。
黒潮の海とはいえ、まだウエットスーツでの潜水には無理がありました(笑)

P4032073-2.JPG

海底の転石をひっくり返したりしながらアワビの稚貝を探します。
P4032067-2.JPG

アワビのすみかを増やすために投石された御影石に20mmほどのアワビの稚貝がくっついていました。
P4032069-2.JPG

2個体いるうちのこちらはクロアワビの稚貝です。
P4032071-2.JPG

同じように見えますが、こちらがトコブシの稚貝です。
P4032072-2.JPG

クロアワビの方がトコブシよりも殻の形が若干丸みを帯びています。
もう少し大きくなると形の違いがはっきりします。


今回の調査地では稚貝は散見されましたが、成貝は見つかりませんでした。
調査地は磯焼けが進んでおり、餌となる海藻類が見当たりませんでした。
磯焼けによる餌不足によって成貝まで成長できなかった可能性があります。
アワビ資源を増やすためにはさらなる調査が必要です。



by shiranori




posted by HP管理人 at 10:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月02日

定置のサクラマス

昨日は低気圧の接近に伴い、急遽、山根会長の定置網の撤収作業を行いました。
すると、大小のサクラマスが入網していました。
これらは、海洋回遊生活から帰ってきたサクラマス成魚(写真上の個体)と海へ降りて少しだけ成長した未成魚(写真下の個体)です。
写真@.jpg

下の写真は、両者の鱗を拡大したものです。
写真A.jpg

両個体とも中心付近に1本1本の成長線の間隔が狭く密になって見える“淡水帯”が確認できます。
これは、河川生活期(川で生まれてから海に降りるまで)を示しています。
一方、成魚の鱗では、淡水帯の外側にある“海洋帯”に成長線が密になって線のように見える“年輪”が確認できます。
これは、海で1回越冬したことを示しています。
サクラマスは、海で1回越冬した後に回帰する個体が多いことが知られています。
未成魚には年輪がなく、これから海で最初の冬を越すであろうことが分かります。


この時期は、河川に遡上しようと帰ってきた親とこれから海を旅する未成魚が同時に沿岸を回遊しているんですね。
posted by HP管理人 at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三鉄復活!の記念パンケーキ

昨年秋の台風19号によって大きな被害を受けた三陸鉄道リアス線が、3/20から全線運転再開となりました。

宮古のローソンでは、運転再開を記念したパンケーキが売られていました。
P3182031-2.JPG

「がんばれさんてつ!」の文字が良いですね!


宮古〜室蘭フェリーは残念ながら先月で運行休止となりました。
だから三鉄!ほんとに頑張ってね!!


by shiranori

posted by HP管理人 at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月01日

宮古湾マガキ調査

2月の調査(2/5のブログ参照)に引き続き、3月も宮古湾で養殖されているマガキの調査を行いました。

カキのサンプルを入手するために、山根会長の養殖イカダからカキが付いた養殖ロープを回収しました。
養殖されている水深によってどれだけ成長や身入りが異なっているかを調べるために、カキの塊をひとつずつ養殖ロープから切り離します。
P3172005-2.JPG

画像の手前側が海底側(水深の深いところ)に吊されていたカキ塊になります。

1本のロープに12個のカキ塊が付いています。
P3171992-2.JPG

そのカキ塊をさらにバラバラにして、カキ1個ずつを測定できるようにします。
P3172007-2.JPG

殻付きの重さも量るため、殻に付いた付着物もきれいに外して洗浄します。
P3172010-2.JPG

ここまでの作業が手間がかかり大変ですが、多くのパートさん達に協力していただいてこの作業を行っています。


前回の調査時に比べ、殻はわずかに大きくなった程度でしたが、身はずいぶんと重くなっていました。
中にはこんなに大きなカキが!
P3172017-2.JPG

殻付きの重さは327グラム!
P3172015-2.JPG

身も大きく、重い!
P3182020-2.JPG

宮古湾ではこの時期のカキが一番身入りがよく、味も濃厚でとても美味しくなります。

身の重さだけで50g前後のカキがたくさんいました。
P3182028-2.JPG

P3182027-2.JPG


宮古湾では4月に入ると、通常のカキよりもさらに大きなブランドカキ「花見カキ」が出荷されます。
こちらも是非ご賞味ください。
詳しくは「宮古うみのミルク」のブログでどうぞ!



by shiranori


posted by HP管理人 at 06:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする