2018年05月30日

サヨリの卵とふ化仔魚

とある理由で入手したサヨリの卵を屋内水槽に入れて管理したところ、昨日、ふ化しました。

ふ化直前の卵です。
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卵の中でグルグル動き回っています。
目は銀色に光り、口もぱくぱく動かしていました。

こちらがふ化した仔魚。
0日齢ですね。
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サヨリは下あごが突き出た特徴的な顔をしていますが、ふ化した仔魚の顔は成魚と違って丸いですね。
卵の中にいた時には気が付きませんでしたが、仔魚は消化管の上部と目の周りがブルーでした。
アイラインを引いたような、おしゃれな仔魚ですね(笑)




by shiranori



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2018年05月27日

宮古湾ニシン調査

先月に引き続き、昨日、宮古湾でニシンの仔稚魚調査を行いました。
先月はニシンの仔魚(シラス)が捕れましたが、今回はどうでしょうか?

調査当日は晴天で凪、絶好の調査日和でした。
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調査定点の5ヶ所で旋網を行ったところ、宮古湾奥東岸の赤前地先でのみニシン仔稚魚が捕れました。
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3cmほどの仔魚から5cmほどの稚魚が捕れました。
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順調に大きくなっているようです。


捕れたもののほとんどがニシンでしたが、その中に混ざってアユ(画像の上)、カタクチイワシ(中)、サバ(下)の稚魚も入っていました。
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ニシン稚魚とほぼ同じサイズでした。
このサイズのアユ稚魚はもう川に遡上しているのかと思っていましたが、まだ海にいるんですね。



by shiranori


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2018年05月25日

サヨリとサンマの卵

先日、とあることからサヨリとサンマの卵を観察する機会がありました。

サヨリもサンマもニシンと同じく海藻類に粘着卵を産みます。
ただ、ニシンは海底に生えている海藻類に卵を産みますが、サヨリとサンマは表層に漂う流れ藻に卵を産み付けます。
また、ニシンの卵は表面が粘着性の物質で覆われており、それが接着剤の役割を果たして海藻にくっつきますが、サヨリとサンマの卵には付着糸という糸があり、それらが流れ藻に絡みつくことでくっついています。

これがサヨリの卵です。
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卵から生えている付着糸がわかりますね。


サンマの卵がこちら。
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サンマの付着糸はサヨリよりも多いのが特徴で、この付着糸の数でサヨリとサンマの卵を区別することができます。
サヨリは5〜7本ほど、サンマは20本ほどあります。
海藻にくっつく力は、やはり付着糸の数が多いサンマ卵の方が強いですね。

同じ粘着性の卵でも、魚によってくっつく方法が違うとは面白いですね。



by shiranori
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2018年05月07日

連休明けの宮古魚市場

G.Wに伴い宮古魚市場も3〜6日までお休みで、今朝から通常開催です。

今朝もサクラマス(ママス)は好調で100本ほど水揚げされていました。
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2kgクラスがメインですが、中には3kg越えもちらほら見受けられます。
こちらは3.3kgのサクラマス。
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顔つきもなんだか精悍に見えます。
3kg越えのものは値段も一気に上がるため、そのように見えるのでしょうか(笑)


今朝は活魚コーナーに良いサイズのマダイが多く入っていました。
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50〜60cmの大きさで重さは2kgほど。
仲買さんの中には、連休前にあがってくれていたら連休中に売れたのにな〜、と残念がっておられました。
こちらが思うように魚は獲れないですね、、、



by shiranori
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2018年05月06日

ザ・デンジャラス・ビューティ

長らく御無沙汰しております、五島のNです。
こちらの花見シーズンは終わってしまいましたが、宮古では花見シーズン、そして花見かきのシーズンでしょうか?


さて、皆様方、動物の「ヒョウ」と言われると何を思い浮かべるでしょうか?
生態系の頂点に位置する、サバンナのハンター、はたまた、「ヒョウ柄」に代表されるような、特徴的な模様でしょうか?


今回は、「ヒョウモンダコ」の話題です。
先日、職場の前の海で、このタコが見つかりました。

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このタコ、実は10cm程度の小型のタコで、宮古の大きなミズダコと比べると、その吸盤くらいの大きさしかありません。
しかし、実は強力な化学兵器を保持している恐るべきタコでもあるのです。
その兵器とは「テトロドトキシン」、平たく言うと「フグと同じ毒」です。


フグは自分が食べられまいと体の中に毒をため込み、「防御手段」としていますが、ヒョウモンダコは唾液にこの毒を含ませており、相手を噛むことによって注入する、いわば「攻撃手段」に近い使い方をします。


もし人間が噛まれたら、毒を直接注射されたも同然の状態になり、呼吸困難に陥ったり、意識不明になったりします。
最悪の場合、死亡することも有り得る、ということで、このタコが見つかると、自治体あたりから注意喚起が行われます。


五島では昨年、このタコに噛まれて救急搬送された事例があったようです。
これから暑くなってくると、磯遊びが楽しいシーズンになりますが、このタコは潮だまりにもいるため、「もしかするといるかも!?」と、頭の片隅において気をつけることが大事ですね。

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…と、五島でも注意喚起が行われてはおりますが、私としては海で遊びまくっていた大学時代から神奈川や千葉で時々目にしていたタコで、あまり珍しいタコではありません…
むしろ、見つけたら近寄って撮影に勤しむということをしておりました。
(当時は、何故か赤っぽい色の個体を見ることが多かったように思います)


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(↑何年か前に撮った写真)


このタコ、英語では「ブルーリングオクトパス」という、プラネットアースを思わせる非常にカッコいい名前がついています。

繰り返しになりますが、このタコは非常に危険なタコです。
しかし、驚いたときなどに腕に現れる鮮やかな青い輪(リング)は美しいと思えるくらいです。
触らなければどうということはないので、動きに気を付けつつ、観察してみる余裕があれば観察してみてはいかがでしょうか?
posted by HP管理人 at 22:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする