2021年05月06日

サケ稚魚調査(巻き網その4)

5月1日、今シーズン4回目の巻き網調査を実施しました。

新緑が美しく、調査も気分が良くなる季節です。
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今回も前回同様に宮古湾奥にはカタクチイワシが大量にいました。
サケ稚魚はこのカタクチイワシの大群に混じって獲れることがほとんどでした。
下の写真、カタクチイワシとサケ稚魚がいますが、分かりますでしょうか?
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今回も順調にサケ稚魚サンプルを集めることができました。
(山根会長、連休中にもかかわらず船を出してくださってありがとうございます)

最後にウミタナゴが獲れました。
非常に色味がきれいだったので、思わず写真を撮りました。
これも宮古湾の藻場に生息する大事な魚ですね。
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2021年04月26日

サケ稚魚調査(巻き網その3)

4月24日、今シーズン3回目の巻き網調査を実施しました。
海況に恵まれず、なかなか調査ができずにいました。

海の状況はどうなっていたかというと、カタクチイワシ(平均尾叉長7.5cm)が大量にいました。
そしてまたまた、大きなホシガレイ(全長51.5cm)が獲れました。
前々回(3月20日)の調査で全長45cmのホシガレイが獲れたときもカタクチイワシが沢山いました。
大型ホシガレイはこれらを餌として追いながら湾内を移動しているのかもしれません。
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カタクチイワシの他は、シロウオやアミ類が沢山獲れました。
他にもチカ、アユがいたりと、今回の湾奥は生物の気配が濃かった気がします。
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肝心のサケはというと、こちらもかなり獲れました。
様々なサイズのサケ稚魚がカタクチイワシに混じって獲れましたが、いずれもカタクチイワシより小さいサイズです。
このような状況では、どちらが大型の魚食性魚類に食べられやすいのか気になります。
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2021年04月04日

サケ稚魚調査(巻き網その2)

4月3日、今シーズン2回目の巻き網調査を実施しました。
前回たくさんカタクチイワシが獲れたいくつかのポイントでは、カタクチイワシは1尾も獲れず、代わりにサケ稚魚数尾とシロウオが獲れました。
あれだけいたカタクチイワシはどこへいったのでしょうか?
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その後、サケ稚魚が獲れる確率の高いポイントでは全く獲れず、残すはいつもあまり実績のないポイントのみ。
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ところが、ここでようやくまとまった数のサケ稚魚が入網。
今年は放流数が少なく、いつも以上に貴重な稚魚なので、弱らせないよう網を船上に揚げずに生け簀状に保持し、
そこから分析に必要な最小限のサンプルを取得してあとは全て再放流です。
サケ稚魚の餌環境を評価するため、動物プランクトン調査も実施しましたが、今年は昨年に比べてずっと量が多くなってきた印象です。
今後の生育状況が楽しみです。
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2021年03月27日

サケ稚魚調査(磯建網)

津軽石ふ化場からのサケ稚魚放流も少しずつ実施されてきており、これに合わせて山根会長に今年1回目の磯建網を入れてもらいました。
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昨年は、網をセットした後にすぐにサケ稚魚が入網するパターンが多かったのですが、今回は空振り。
今後に期待です。
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漁港では、ウとウミネコが何やら騒がしくしています。
会長によると、ウが水中で魚を追い回し、ウミネコは水面付近に浮上してきた魚を狙っているのだそうです。
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今回は自然産卵のみで個体群を維持している重茂半島の河川の野生サケ稚魚についてちょこっとご紹介します。
増殖河川と同様に、昨年は親魚遡上数(=産卵数)が激減したことに加え、現在も河川の大規模な切り替え工事が行われており、今年の稚魚の生息状況が非常に心配な状況です。
そんな中、海に近い下流域で少数ながら0.6g前後のサケ稚魚が確認でき、少しほっとしました。
貴重なサケ稚魚、この厳しい環境でも何とか命をつないでいってほしいものです。
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2021年03月22日

サケ稚魚調査開始

3月20日、山根会長の協力を得て、今シーズンもサケ稚魚調査が始まりました。
この調査も今年で3年目になり、宮古湾の環境の変化や降海直後のサケ稚魚が食べている生物種が変化していることなどが、明らかになりつつあります。今回は巻き網による稚魚採集です。
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1回目から網が根がかりし、船内のテンションは一気にどん底に。
ところが、次の場所では、全長45cmもの立派なホシガレイが入網。これで一気に船内が盛り上がりました。
採捕されたホシガレイは標識が付いており(写真矢印部分)、放流魚と分かりました。
放流魚を育てた研究者に確認したところ、平成27年に赤前小学校の生徒さんに放流してもらった5歳魚とのことです。
ちゃんと湾内で大きくなっているのですね。この魚は再放流しました。
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次の場所からしばらくはカタクチイワシが獲れ続き、かなりの数がいることが分かりました。
会長によれば、この時期にこの大きさのカタクチイワシが湾奥で多数獲れるというのは、あまり記憶にないとのことです。
昨年に続き、今年もかなり高めに水温が推移しており、その影響もあるかもしれません。
あまり早い時期に捕食者を呼び寄せなければよいのですが・・・
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その後、ようやくサケ稚魚が採捕されましたが、今回は1尾のみ。
サケは昨年の大不漁の影響を受けて、ふ化場から放流するための種卵が十分に確保されず、
今年放流予定のサケ稚魚の数は例年のおよそ半数に減ってしまった影響で、今のところ放流数はごくわずか。
今回は仕方がないでしょう。
放流が本格化した後の調査に期待です。
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途中、鵜の大群を目撃しました。こちらもいつもより数が多いそうです。
今年は一体どんな調査になるのやら。ワクワクと不安が入り混じります。
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posted by HP管理人 at 11:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする